Half Rice

I hope today will be a nice day for you.

魔法使いと珈琲を

 お盆シーズンも無事終わり死地から帰ってきた米田ですこんばんは。

 さて、企画第三弾のヨムヨムを終え、レビューーにしてきました。

 三作品目はこちら。めっっっっっちゃ良かった!ヽ(゚∀゚*)ノ

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 物語は絵本の内容から始まり、2話から本編です。舞台は現代日本。高校生男子の主人公祥太朗が、ある日、ひょんなことから父が偉大なる魔法使いであると母にカミングアウトされるところから物語は始まるのですが……。ずっと前に死んだと思っていた父と、厳しい魔法使いの掟。“ある条件”を満たさなければ、父に会うことが出来ないと知った祥太朗は、小さなことからコツコツと練習を重ね、父を探すべく魔法の特訓に勤しみます。でも魔法の特訓は失敗続きの毎日で――。っとまあ物語の内容は大体あらすじ通りなのですが、決して簡単な話ではございません。いうなればジェットコースター。物語が進むにつれ、どんどん私達読者を引っ張り込んでいく作品なのです。

 

 私的にこの作品の一番好きなとこは会話です。全体を通して読んでいるとめっちゃほのぼのするんですよー。お母さんと主人公、主人公と“友達”、そしてお母さんとお父さんの過去のやり取り。もう、はー!って、はー!ってなるんです(語彙力低下中)作中、そこかしこにLOVEなハートが飛んでるんですけど、こうも甘いお菓子をわんこそばの如く次々出してこられると、飽きてきたり胸やけするって思うじゃないですか。でもこの作品は味を変え、量を変え、こちらの胃を刺激してきては絶妙なタイミングでお茶やコーヒーも淹れてくれるんで、むしろこちらからおかわりが欲しくなります。

 

 勿論、この物語の良いところは会話だけではございません。ひとつひとつの描写も非常にわかりやすくて繊細なのも魅力のひとつです。……なんといいますか。キャラクターの気持ちがちゃんと行動になってるんですよね。照れてる時、嬉しい時、ついやっちゃう行動とかも細かく書いてて、でも、書き方がくどくないから情景がすっと頭に浮かんで、会話のテンポも良いから読んでてすんごい小気味好い!現代ファンタジーというよりは、現代ドラマ(実写映画一本分)を見ているかのような錯覚さえ覚えてしまうほど、情景がすんなり入ってきます。

 

 あとキャラクターの個性も凄く良い。出てくる女性陣は明るくて茶目っ気が沢山で元気を分けてもらえるし、主人公祥太朗もだけど“魔法使いは総じて不器用”なんじゃないか説を唱えたくなるほど“魔法使い全員”愛らしい。何度画面の前「ん”」って悶えたかわかりませんよね。そんな愛すべき登場人物たちが出てくる『魔法使いと珈琲を』は超がつくほどハッピーエンドで終わります。また、タイトルに込められた意味を真に理解したとき、きっと笑顔になれると断言します。読み終わった後の満足感を皆様も是非是非!本当に、家族愛に満ちた温かな作品でした。

 

 あああああああああ!

 もう全部全部可愛いんじゃああああああ!!

時紡ぎと呪われた×××

企画第二弾でヨムヨムさせてもらいました。
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現在11話まで公開されている異世界ファンタジー作品なのですが、もう私こういうの大好物ですよね!女性向け……な内容なのかなぁ?キャラクターの掛け合いが楽しくて始終にやにやしっぱなしで、少女漫画読んでるみたいなトキメキっていうんでしょうか。恋愛描写という感じのものは今のところ薄いんですよ?でも、なんかそういうふわっとした空気っていうか、言い表せないんですけど花とゆめ感があって、ドストライクでしたよね。以下、真面目な雰囲気で書いてみた感想もといレビューです。

 

【作品レビュー】
 第1話は絵本の内容、第2話から本編にという流れになります。始まりは、旅人である主人公シェスティンが、報酬目当てで竜の鱗を取りに行く(はしょった言い方ですみません)のですが、その途中に食用目的でウシガエルを捕まえるんですね。このウシガエル、後にスヴァットと名付けられ、食用の危機から脱することが出来るのですが、それはまぁ一旦置いといて。さて竜の住処に向かった一行はというと……「シェ、シェスティン!お前ェ!」って思わず叫んでしまいそうになる展開になり、次話へと進みます。私的に、ここからこの物語キャラクター達の会話と行動が可愛くて凄く楽しかったです。登場人物皆不器用か!って思う時もありますが、人間らしさというのでしょうか、そういった物が端々から伝わってきて、にやにやが止まらずほっこりします。

 冒頭のお伽噺。それとシェスティンに掛けられている、触れられた者を殺してしまう呪いめいたものとスヴァットという存在。伏線・布石大好きな私にとって、先の考察が捗る!そんな作品でした。全てにおいて抜群の安定感がありますので、旅物が好きな方。古き良き小説を愛する方は是非どうぞ!

 

 私としては、シェスティンとラヴロ、スヴァットの関係性に萌えました。あとおじいちゃん鑑定士とシェスティンの会話もわかってる感があってなんか好き(*´ω`*)続きが楽しみです。

豚の国

 また凄いものを引き当ててしまいました。
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 企画一発目に何を読もうか、どれにしようか。リンク集を作っているときに気になったものから行くことにしまして、作者さんのお名前が河童さんだったから、河童と豚……ちょっとジブリ的な想像しながら軽い気持ちで読み始めたんですよ。

 そしたらもう、本当に濃い!しょっぱなから濃い!あっちを見てもこっちを見ても濃い!身の危険を感じるほどでした。

 こちらの作品に関しては、企画の一環という事もあり、私としては凄い頑張って書いたレビューがあるので、そちらを引用します。

 

【作品レビュー】

 奴隷として飼われていた二足羊の少女ロッコが、白と黒、二匹の野良二足羊達に主人を惨殺されたところから物語は始まります。まだ幼いロッコは、その容姿からすぐに別の飼い主の手に渡ってしまうのですが、描写が凄すぎて、読めば読むほど胸が締め付けられる内容になっています。はじめはその描写が本当に必要なものなのか……と随分困惑させられましたが、ストーリーが進むにつれ『豚の国』というタイトルの意味がハッキリと明確になり、すべての描写に意味があって、そして繋がっているのだと驚かされました。また、この書評における『読みやすさ』が極端に低いのは、文体がしっかりしすぎて、読み手を選びそうだなと思ったからで、個人的には全然スラスラ読めています。(スマホで読む派の人ならもっと読みやすいのかな?)

 

 この作品、内容が凄く大人向けでダーク要素が強く、【残酷描写】と【暴力描写】が我々読者に容赦なく腹パン+ジャーマンスープレックスを頻繁にぶち込んでくるわけですが。その分キャラクター描写やアクション描写が巧みで、一度その痛みを乗り越え読み進めてしまえば、最後までノンストップでいっちゃうほど、読ませる力が凄いです。特に味方キャラ全員かっこよすぎて、その生き様たるやもう……。物語の隅から隅まで芯が通っていて凄くリアル。その過程があって、そうなるかという終わり方も見れて大満足の内容でした。非テンプレ中の非テンプレ!非テンプレ度MAX(当社比)の物語を是非、その目で確かめて頂けたらなと思います。

 

 いつものテンションからは想像できない書き方だから、企画のために無理やり引き出した言葉でしょ?って思うでしょう?いや、そうじゃないんですよ。これね、ガチのマジなんですよ。マジ半端なかったです(; ・`д・´) 刺さる人にはガッツリ刺さる内容なので、エログロ的な、肉塊飛び散るハードボイルドな世界が好きな方は是非!